暦行事とは無縁に育ったので
実家では季節の思い出がほとんどありません。
なので懐かしさより新鮮さ。
あれこれ調べてやってみるのが楽しい。
今年の十五夜はお月見団子にトライ。
十五夜に因んで数は15個。ふむふむ。
十五夜に因んで大きさは一寸五分。(約4.5cm)
…けっこう大きい。
茹で上がったお団子はつるつるして
とてもじゃないけど積み上がらない。
途方に暮れて放置してたら
少し乾いてぺたぺたしてきて
なんとか積めました。ほっ。
お供えはお月さまから見て
左側には自然のもの。
富山から届いたばかりの新米。
秋代表のお芋と茄子と梨。
右側には作ったもの。
積み上げたお団子とうさぎのお餅。
ススキと菊もお手製だから右かな。
お月さまの見える南向きの窓に供えます。
大地の恵みと その守り人たちに感謝をこめて。
夏の暑さにも大雨にも負けずに
育ってくれてありがとう。
夏の暑さにも大雨にもめげずに
育ててくれてありがとう。
しばらくお供えしたら
そっと下ろしていただきます。
お米はおむすびに。
お芋は甘露煮に。
茄子はお味噌汁に。
梨は切り分けて。
お団子にはみたらし餡をかけました。
帰り道の月は
昇ったばかりで黄色くて大きくて
思わぬところからひょっこり顔を出す。
お料理を揃えて 灯りを消して
窓越しの月を眺めながらもぐもぐしていたら
だんだん雲が出てきて隠れてしまいました。
そろそろお開き!
と言われた気がして片付けて
寝る前にもう一度見上げると
また皓々と白い月。
良い月夜でした。