ひとり暮らしの ゆるふわ歳時記

1Kアパート・昭和の台所で 折々の季節を愉しんでいます

のんびり月夜

暦行事とは無縁に育ったので

実家では季節の思い出がほとんどありません。

なので懐かしさより新鮮さ。

あれこれ調べてやってみるのが楽しい。

 

今年の十五夜はお月見団子にトライ。

十五夜に因んで数は15個。ふむふむ。

十五夜に因んで大きさは一寸五分。(約4.5cm)

…けっこう大きい。

茹で上がったお団子はつるつるして

とてもじゃないけど積み上がらない。

途方に暮れて放置してたら

少し乾いてぺたぺたしてきて

なんとか積めました。ほっ。

f:id:sugina-tukushi:20240919111650j:image

 

お供えはお月さまから見て

左側には自然のもの。

富山から届いたばかりの新米。

秋代表のお芋と茄子と梨。

右側には作ったもの。

積み上げたお団子とうさぎのお餅。

ススキと菊もお手製だから右かな。

お月さまの見える南向きの窓に供えます。

f:id:sugina-tukushi:20240919110521j:image

大地の恵みと その守り人たちに感謝をこめて。

夏の暑さにも大雨にも負けずに

育ってくれてありがとう。

夏の暑さにも大雨にもめげずに

育ててくれてありがとう。

 

しばらくお供えしたら

そっと下ろしていただきます。

お米はおむすびに。

お芋は甘露煮に。

茄子はお味噌汁に。

梨は切り分けて。

お団子にはみたらし餡をかけました。f:id:sugina-tukushi:20240919111100j:image

 

帰り道の月は

昇ったばかりで黄色くて大きくて

思わぬところからひょっこり顔を出す。

f:id:sugina-tukushi:20240919111816j:image

お料理を揃えて 灯りを消して

窓越しの月を眺めながらもぐもぐしていたら

だんだん雲が出てきて隠れてしまいました。

そろそろお開き!

と言われた気がして片付けて

寝る前にもう一度見上げると

また皓々と白い月。

f:id:sugina-tukushi:20240919163155j:image

中秋の名月

良い月夜でした。